畳表について

い草の機能

香りによる睡眠効果・リラックス効果

スポンジ構造による空気浄化

い草の抗菌効果

集中力アップ

畳表の品質の違い

い草の品質は、断面の形で判断できます。断面が丸くてふっくらしているい草は、実が多くて弾力があります。これは、耐久性が高いことを意味します。一方、断面がしぼんでいるい草は、実が少なくて柔らかすぎます。これは、耐久性が低いことを意味します。したがって、い草の断面の形は、時間とともに変化する品質の指標となります。

 ランク 耐久性・退色の美しさ特徴
推奨品 -優-★★★★★時間が経過しても黒い筋はほとんど見えず、また全体の色合いは明るい飴色に変化します。
推奨品 -良-★★★★☆若干の黒い筋の発生が見られ、また全体の色合いは少し暗い飴色に変化します。
標準品★★★☆☆黒い筋の発生が部分的に見られ、また全体の色合いは暗い飴色に変化します。
アパートタイプ★☆☆☆☆黒い筋の発生が明らかに見られ、また全体の色合いは茶色に近く、部分的な皮剥けが発生する確率が高くなります。

「いぐさ」は長さが重要

「いぐさ」の品質は、茎の変色や傷の有無、太さや色の均一性などで判断できます。畳表に使われるのは、根本と先端を除いた茎の中央部分で、この部分が多いほど高品質です。

「経糸(たて糸)」の種類と本数が重要

二本芯
麻経糸
綿経糸

「いぐさ」の品質や本数によって強度を判定し、麻糸、綿糸、化繊糸を使い分けています。麻糸は綿糸より強度が高いですが、高級畳では配と配のコントラストをはっきりさせるために、一の目に二本の経糸を使っているものもあります。